婚活で共働きの希望をどう話す?結婚後の生活をすり合わせる

二人が週間カレンダーに予定を重ね、共働きの暮らしを相談しているイメージ。

「共働き希望」とプロフィールに書いてある。条件としては合いそうだけれど、残業や家事、もし子どもを迎えるなら仕事をどう続けたいかまでは、そこから分かりません。早い段階で聞きすぎかな、と迷う人もいるでしょう。

国立社会保障・人口問題研究所が公表した最新の出生動向基本調査では、仕事と子育ての両立を理想のライフコースに挙げる回答が男女ともに見られ、出産後も仕事を続ける人が増える傾向も報告されています。一方で、結婚しても子どもを望まない人がいることも示されています。全国調査は全体の変化を捉えるもの。目の前の人の希望までは代わりに教えてくれません。第17回出生動向基本調査

プロフィールは相手を知る入口になりますが、「共働き」という一語だけでは、仕事を続ける条件や暮らしの分担までは見えません。条件を確かめるだけで会話を終えず、日々の場面を一緒に想像できると、言葉の違いにも気づきやすくなります。

「続けたい?」の先にある話

たとえば、仕事の話になったとき。こんなやりとりがあるかもしれません。

「私は結婚後も今の仕事を続けたいと思っています」

「私も続けたいけれど、子どもがいる暮らしはまだ想像しきれていなくて」

「そうですよね。もし子どもを迎えるなら、急な休みや家事が一人に偏らない方法も一緒に考えたいです」

「それは話しておきたいです。まず、どんな制度や選択肢があるか調べたいな」

「今すべてを決めるより、どんな暮らしなら続けやすいかを一緒に考えられたらいいですね」

二人が週間カレンダーを見ながら、仕事と結婚後の暮らしについて話し合う場面。

ここでは、どちらの働き方が正しいかを決めていません。「仕事を続けたい?」だけでは答えづらくても、「どんな条件があれば続けやすい?」なら、通勤時間、勤務の柔軟さ、家事の分担、周囲に頼れる範囲など、具体的な話へ進めます。子どもを望むかどうかも含め、まだ決まっていないことは「これから考えたい」と伝えてよいのです。

対話型組織開発では、人が言葉を交わしながら、状況の意味やこれからの方向を形づくる過程を大切にします。組織で培われた知見を親密な関係にそのまま当てはめることはできませんが、「どうするべき?」と正解を急ぐ前に、「どんな一週間なら心地よさそう?」と尋ねてみる視点は借りられます。Bushe・Marshakの対話型組織開発の章

結婚後、仕事や家事をめぐるすれ違いが話されないまま続くと、日々の緊張が積み重なることがあります。米国の夫婦を長期追跡した研究では、夫婦の緊張感が高まることと離婚の可能性との関連が報告されています。ただし、特定の働き方の違いが離婚を直接引き起こすと示した研究ではなく、日本の婚活にそのまま当てはめることもできません。すれ違いが続くとき、何がまだ言葉になっていないかに目を向けることが大切です。Birdittほかの研究

今日からできること: 自分の働き方について、「続けたいこと」と「相談できること」を一つずつ書いてみる。

今日のあなたへの問い: 結婚後の生活を考えるとき、まず相手と一緒に想像してみたい場面は何でしょう?

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あいだのことば編集部

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