婚活で結婚式の希望が違うとき、どう話す?

花束と形の異なる二枚の席札を前に、テーブル越しに向き合う二人の手

「結婚式はどうしたい?」と聞かれたとき、答えを急かされた気がすることがあります。自分は挙げたい。でも相手は「特に考えていない」と言う。婚活で結婚式の希望が違うとき、どこから話せばよいのでしょう。

結婚式の希望が違うとき、何を確かめる?

まず「する・しない」の二択を急がず、その希望に込めていることを一つずつ聞いてみるのはどうでしょう。感謝を伝えたいのか、準備が気になるのか。同じ「式」という言葉でも、思い浮かべる風景は違います。

国立社会保障・人口問題研究所の第17回出生動向基本調査は、2025年に全国の独身者と夫婦を対象に行われました。18〜34歳の未婚者の結婚意向や、結婚に利点を感じる理由には前回調査からの変化が見られます。ただし、これは結婚式の希望を示す調査ではありません。一人の答えを「普通」の物差しで測らず、直接尋ねたいところです。

プロフィールや条件を確かめるのは、相手を知る入口になります。一方で「式を挙げたい」の欄だけで相性を決めると、理由や結婚後の日々について話す機会を逃すかもしれません。これは調査結果ではなく、二人の会話を始めるための問いです。

たとえば、帰り道に結婚式の話題が出た場面です。少し間が空いてから、一人が切り出します。

A「私は式を挙げたい気持ちがある。でも、今すぐ決めてほしいわけじゃないんだ」

B「そうなんだ。私は大きな式を想像すると、準備が大変そうで少し身構える」

A「私は、親しい人にありがとうと言う時間がほしいのかもしれない。あなたは何が気になる?」

B「準備をどちらか一人に任せることかな。少人数なら違う気持ちになるかもしれない」

A「人数と準備のことを分けて考えてみようか」

B「うん。今日は決めずに、それぞれ大事にしたいことをもう少し聞きたい」

夕方の帰り道、結婚式について穏やかに話す二人のフラットデザインイラスト

決める前に、理由と負担を分けて話す

対話型組織開発では、対話によって異なる見方や意味を見つけていくことが重視されます。BusheとMarshakの原典は組織の変化を扱うもので、婚活での効果を実証した資料ではありません。それでも「式をするか」の結論より先に、それぞれが何を大事にしているかを聞く、という発想の手がかりになります。

家族療法の研究者Tommは質問の前提や意図が会話に影響しうると整理しました。これは治療法を二人に勧める話ではありません。「なぜ嫌なの?」と理由を決めつける代わりに、「どんな準備なら負担が少ないと思う?」と聞けば、二人の関わり方にも目を向けられます。

試すなら、まず式に託したいことを一つずつ言葉にする。次に、人数、費用、準備、家族への伝え方を一度に決めず、今日は一項目だけ話す。意見が違ったままでも、そこで会話を終えて構いません。

米国の夫婦を長く追った研究では、結婚初期の対立時の行動と、その後の離婚との関連が報告されています。対象は米国の夫婦で、式の希望と離婚の因果を示すものではありません。暮らしのすれ違いに向き合うときも、違いそのものを相手への判定にせず、どう話せるかに目を向けたいと思います。

結婚式の希望が違っても、答えを急いでそろえる必要はありません。理由と負担を分けて聞くところから始められます。

今日からできること: 「式を考えるとき、いちばん大事にしたいことは何?」という一言を、自分にも相手にも向けてみる。

今日のあなたへの問い: あなたが結婚の節目に残したいものは何でしょう。

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あいだのことば編集部

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