婚活で趣味が違うとき、休日の過ごし方をどう話す?

山歩きと家で映画を観る休日を左右に描いた、趣味の違いを表す横長イラスト

婚活で相手のプロフィールに「登山が好き」とあり、自分は家で映画を観る休日が落ち着く。会話は楽しいのに、趣味の違いが気になります。趣味の一致だけで、二人の休日は決まりません。 では、何を聞けば暮らしの輪郭が見えてくるでしょう。

趣味の名前から、休日の使い方へ

プロフィールの趣味欄は話の入口になります。ただ、「アウトドア派」「インドア派」という言葉だけでは、毎週一緒に出かけたいのか、一人で楽しむ時間がほしいのかは分かりません。条件の確認が先に進むと、その人が日々の時間をどう使いたいかを聞きそびれていないか。会話を見直すための問いです。

日本の第17回出生動向基本調査は、2025年6月に妻が55歳未満の夫婦などを対象に調べ、アプリ等で知り合った夫婦の割合が前回より増えたと報告しています。出会い方の調査で、趣味と関係の行方は調べていません。

たとえば、次のような場面です。次に会う日の話になり、相手が山歩きの写真を見せてくれました。少し間を置いて話し始めます。

A「休日はよく山に行くんですね。私は家で映画を観るのが好きで、違いが気になっていました」

B「山には月に一度くらいです。普段の週末は家にいることも多いですよ」

A「そうなんですね。結婚後も休日はいつも一緒に出かけたい気持ちがありますか」

B「毎回ではなくて大丈夫です。でも、ときどき一緒に新しい場所へ行けたらうれしいです」

A「私は一人で休む時間もほしいです。一緒にすることと別々に楽しむこと、両方あると落ち着きそうです」

B「その感じ、もう少し聞いてみたいです。どんな週末を想像していますか」

カフェで向き合う二人が、山歩きの写真をきっかけに休日の過ごし方を話すイラスト

この会話でも、二人の予定はまだ決まっていません。それでも、趣味の名前から「一緒にいたい時間」と「別々に過ごしたい時間」へ話が移りました。相手の答えを自分への評価と決めず、自分の希望も置いてみる。違いを消す前に、違いが暮らしの中で何を意味するかを聞けます。

対話型の組織開発には、決まった見方に閉じず、会話の中で別の意味や可能性を探る視点があります。BusheとMarshakの論考は組織についての知見です。親密な関係で同じ効果が確かめられたわけではありませんが、「趣味が違う=合わない」という一つの見方を、具体的な休日の話へ開くヒントになります。

また、家族療法の臨床会話を分析した研究は、相手がどう見ていると思うかを尋ね、二人の経験のつながりを話題にする質問を扱っています。婚活での有効性を示す研究ではありません。ここでは「相手は当然こう考えるはず」という推測を確かめる参考にとどめます。

結婚後にも休日の過ごし方などで意見がすれ違い、折り合いがつかないことはあり得ます。米国の夫婦を長期に追った研究では、結婚初期の対立時のやりとりと後の離婚に関連が見られました。ただし、趣味の違いやプロフィール中心の婚活が離婚につながると証明したものではありません。

趣味が同じかを確かめるより先に、その趣味が休日の中でどんな位置を占めるかを聞く余地があります。大切な希望が違うままなら、その違いを小さく扱う必要もありません。

今日からできること: 次に趣味の話が出たら、「それは休日のどんな時間として大切ですか」と一度だけ聞いてみる。

今日のあなたへの問い: あなたが休日に残しておきたい時間は、どんな時間ですか?

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あいだのことば編集部

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婚活中の対話から、結婚後も続く関係づくりまで。ふたりで話し合うための考え方やヒントを発信しています。