婚活で相手から質問が少ないとき、どう話す?
待ち合わせのカフェで、自分ばかり質問している気がする。相手は答えてくれるのに、こちらへの問いは少ない。婚活でこんな場面に出会うと、「興味がないのかな」と考えたくなるかもしれません。けれど、質問の数だけで気持ちを決めるのは難しいものです。
質問が少ない相手を、どう受け止める?
国立社会保障・人口問題研究所の2025年の全国調査では、調査対象の夫婦について、アプリなどを通じて知り合った人の割合が前回より増えています。これは現在の出会い方を示す資料で、会話の上手さを測ったものではありません。プロフィールは話の入口になりますが、条件の確認だけで終わると、結婚後にどんな日々を送りたいかは見えにくい。相手に質問されるかと同じくらい、自分の話を持ち寄れるかも気にかけてみたいところです。
初対面の人同士の会話を調べた研究では、相手の話を受けて尋ねることを含む聴き方と、会話中のつながりを示す指標に関連がありました。ただし、短い実験会話の結果で、婚活相手の関心を質問数から判定する研究ではありません。問いが少なくても、前に話したことを覚えていたり、返事に時間をかけたりする人もいるでしょう。
たとえば、何度か会った人と週末の過ごし方を話している場面です。こちらはまた質問を重ねそうになり、少し間を置きます。
あなた「この前、休日は家で過ごすことが多いと言っていましたね。私は外にも出たい日があるんです」
相手「そうなんですね。私は休みの日は、家でゆっくりしたくて」
あなた「一緒に過ごす日なら、どんな感じが心地よさそうですか?」
相手「午前中は家で、午後に散歩ならいいかもしれません」
あなた「それ、少し想像できます。私の過ごし方も、聞いてもらえるとうれしいです」
相手「あ、そうでした。どんな場所へ行くのが好きですか?」

問いを増やす前に、自分の希望を一つ置く
この会話のように返ってくるとは限りません。それでも、質問を連ねる前に自分の希望を短く伝えると、相手が何に応じるかを見やすくなります。「私にも聞いてもらえるとうれしい」と伝えてよいです。毎回こちらだけが会話を支え、話しても受け止められないなら、その疲れを小さく扱わなくてよいでしょう。
対話型組織開発の原典は、組織で当たり前になった見方を会話の中で問い直す視点を示します。二人の関係への効果を証明したものではありませんが、「質問が少ない=関心がない」という見方をいったん保留するヒントになります。また、家族療法の問いを整理した論考は、問いには意図や前提があると述べます。これも診断や治療の勧めではなく、相手を試す問いになっていないか考えるための参考です。
結婚後も違いを話せるかは大切です。米国の夫婦を長く追った研究では、結婚初期の対立時の振る舞いと後の離婚に関連がありました。交際中の質問の少なさが離婚を招く、という意味ではありません。今は正解を急ぐより、生活の違いを話す余地が二人の間にあるかを見ていけます。
質問の数より、互いの言葉が行き来する感覚を確かめてみませんか。
今日からできること
次に話すとき、自分の希望を一つ伝えてから「あなたはどう思う?」と聞いてみる。
今日のあなたへの問い
あなたが会話で「聞いてもらえた」と感じるのは、どんなときですか?
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