婚活で友人との付き合い方が違うとき、どう話す?
婚活中、相手が週末によく友人と会うと聞いて、少し寂しくなることがあります。結婚したら、二人の時間はどうなるのだろう。婚活で友人との付き合い方が違うとき、何を話せばよいのでしょう。
友人との時間が気になるのは、なぜ?
会う回数より、気になる場面を一つ選びます。予定をいつ相談するか。誘われたら毎回一緒に行くのか。休日を二人で過ごす時間はどれくらい欲しいのか。「友人が大事」と「二人の時間が大事」は、すぐに二者択一にはなりません。
国立社会保障・人口問題研究所の第17回出生動向基本調査は、2025年に全国の独身者と夫婦を対象に実施されました。夫婦調査では、職場や友人を介した出会いが減り、アプリ等で出会った割合が前回より増えています。ただし、友人付き合いの望ましい形を示す調査ではありません。
プロフィールに趣味や休日の過ごし方が書かれていても、友人との時間を結婚後どう持ちたいかまでは分かりません。条件の確認を入口に、日々の暮らしを言葉で確かめられるでしょうか。これは統計の結論ではなく、会話のための問いです。
たとえば、次の週末に友人と会う予定を聞いた帰り道。少し迷ってから、一人が話し始めます。
A「来週も友人と会うんだね。二人の予定を考えていたから、少し戸惑った」
B「先に決まっていた約束なんだ。あなたと過ごす時間がいらない、ということではないよ」
A「そうなんだ。私は週末に一緒に出かける時間も欲しい。いつ予定を相談できるかな」
B「月の初めに、二人の予定とそれぞれの予定を見てみるのはどう?」
A「それなら話しやすい。友人と会う日は、毎回私も誘うつもり?」
B「毎回ではないよ。その時に一緒に行きたいか、聞いてみたい」

回数より、予定の決め方を話す
対話型組織開発についてBusheとMarshakは、異なる見方を持つ人が対話し、意味をつくる過程を重視しています。これは組織についての知見です。二人への効果は証明されていませんが、「友人を優先する人」と決めつけず、予定が重なったとき何を大切にしたいか聞く手がかりにはなります。
家族療法の研究者Tommは、問いには前提や意図が含まれ、問い方によって会話への働きかけが違うと整理しました。治療の方法を当てはめるのではなく、「どうしていつも友人が先なの?」という決めつけを避け、「予定が重なったら、どう決めたい?」と関わり方を尋ねる視点として借ります。
まず自分が欲しい時間を具体的に伝える。次に、予定を共有する時期だけ相談する。一度に交友関係のすべてを決めなくても大丈夫です。 相手の友人関係を管理する約束ではなく、二人に合う連絡の仕方を探す話にできます。
米国の夫婦を長く追った研究では、結婚初期の対立時の行動と、その後の離婚との関連が報告されました。友人付き合いの違いが離婚を招くと示した研究ではなく、日本の婚活中の人へそのまま当てはめられません。暮らしのすれ違いが続く可能性を見据えつつ、違いをすぐ相性の判定にせず、話し合えるか確かめたいところです。
友人との時間も二人の時間も大切にしたいなら、まず予定の決め方を話すところから始められます。
今日からできること: 「予定が重なったとき、いつ相談できると安心?」と一度だけ尋ねてみる。
今日のあなたへの問い: あなたにとって、友人と過ごす時間は暮らしのなかでどんな意味を持っていますか。
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