婚活で約束が直前に変わるとき、どう伝える?
待ち合わせの前夜、「明日は遅くなりそう」と連絡が来る。事情は分かりたいのに、予定を空けていた自分の気持ちも置き去りにしたくない。婚活中、約束が直前に変わるとき、どう伝えればよいのでしょう。
予定の変更だけで、相手の誠実さは決められません。ただ、変更が重なると、自分はどこまで予定を調整できるのか、結婚後も予定を立てるなら何を大切にしたいのかが見えてきます。聞きたいのは「悪い人か」より、二人で予定を扱えるかです。
国立社会保障・人口問題研究所の2025年の全国調査では、調査対象の夫婦でアプリ等を通じて知り合った人の割合が前回より増えています。約束の変更を調べた調査ではありません。プロフィールや条件は出会う入口になりますが、その情報だけでは、予定が変わる日のやりとりまでは分からない。対話の機会を後回しにしていないか、考えてみてもよさそうです。
変更の理由と、自分の困りごとを分ける
たとえば、次の約束を決めた翌日に時刻変更の連絡が来た場面です。返事を打つ手が少し止まります。
あなた「連絡ありがとう。明日の夕方に変えることはできるよ。ただ、前にも当日に変わったから、予定を空けるのが少し難しくなっていて」
相手「そうだったね。仕事の終わりが読めなくて、遅く伝えてしまった」
あなた「仕事の都合は分かった。次から、難しそうだと分かった時点で知らせてもらえると助かる」
相手「確定してから伝えようと思っていた。早めに相談するほうがいいんだね」
あなた「うん。あなたは、予定が変わりそうなとき、どのくらい前なら連絡できそう?」
相手「前日には分かることが多いと思う。今回はどうするか、今決めようか」

この会話でも、すぐに予定が合うとは限りません。それでも「いつも急だ」と性格をまとめる代わりに、困った場面と希望する連絡の時点を伝えています。まずは変更そのものと、知らせ方への希望を分けて話す。そのうえで、相手が実際にできそうなことを聞けば、自分だけが調整し続ける形になっていないかも確かめられます。
対話型組織開発の研究者BusheとMarshakは、組織では問題の捉え方を変える会話が新しい可能性を開くと説明しています。これは職場についての知見です。親密な関係で同じ効果が実証されたという意味ではなく、「だらしない人」と決める前に「連絡の時点をどう決めるか」へ問いを移すヒントとして借ります。
家族療法の会話を分析した研究には、相手の考えをどう見ているかを尋ね、二人の経験のつながりを扱う視点があります。臨床場面の分析であり、婚活での効き目を示すものではありません。ここでは相手の事情を推測だけで埋めず、自分への影響と相手の見方を並べてみるための参考にできます。
結婚後の意見のすれ違いが続くこともあります。米国の夫婦を長期に追った研究では、対立時のやりとりの型と、その後の離婚に関連が見られました。ただし、約束の変更や婚活での会話を調べた研究ではありません。プロフィール重視の婚活からすれ違い、離婚へ進むという因果を示すものでもありません。
予定が変わるときは、理由を聞きながら、自分が困る点も小さく言葉にしてよいのだと思います。
今日からできること: 次に予定を決めるとき、「変更がありそうなら、分かった時点で教えてもらえると助かる」と一度だけ伝えてみる。
今日のあなたへの問い: 約束について、あなたが大切にしたい安心感はどんなものですか?
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